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加工機(旋盤)の前に据え付けたロボット1台が、ハンドで部品を出し入れしている様子

ロボットSIerとは?|発注する側から見た仕事内容・費用・相談のしかた

作成:株式会社Link Essence(エンズアップ)最終更新日:

画像はイメージです

ロボットSIer(エスアイアー)は、産業用ロボットを工場で使える設備に仕上げる会社です。

正式には「ロボットシステムインテグレータ」といい、ロボットの選定から周辺装置の設計、制御、据え付け・調整までを組み合わせ、作業の自動化を実現します(日本ロボット工業会の解説)。

ロボットを「買う」のではなく、ロボットを使って「作業を自動化する」。
そのための相談相手がロボットSIerです。

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ロボット本体だけでは、作業を自動化できない

たとえば、工作機械への部品の出し入れをロボット化するとします。

ロボット本体のほかにも、部品をつかむハンド、材料の置き場、加工機と動作を合わせる制御、安全対策が必要です。これらを一つの設備として動かすのがSIerの仕事です。

ロボットメーカーが本体を製造するのに対し、SIerは現場の作業に合わせてロボットと周辺機器を組み合わせる役割を担います。ただし、メーカー自身がシステム構築に対応する場合もあります。

SIer が1つの設備にまとめる ハンド 部品をつかむ 置き場 材料を置く 制御 加工機と動作を合わせる 安全 安全対策 ロボット本体 メーカーが作る
SIer が1つの設備にまとめる ロボット本体 メーカーが作る ハンド 部品をつかむ 置き場 材料を置く 制御 加工機と動作を 合わせる 安全 安全対策
工作機械への部品の出し入れの例。ロボット本体に、4つの物を組み合わせて1つの設備にする。

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ロボットSIerには、どんな仕事を頼める?

ロボットを使った自動化には、さまざまな用途があります。

  • 搬送・供給加工機への投入と取り出し、コンベアへの部品供給
  • 組立部品の組み付け、ねじ締め
  • 検査カメラと組み合わせた検査、良品・不良品の仕分け
  • 加工溶接、研磨、バリ取り
  • 梱包箱詰め、パレットへの積み付け

もちろん、どんな作業でもロボット化できるわけではありません。対象物の形状、必要な速さ、設置場所などによって、実現方法は変わります。

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相談してから、何をしてくれるの?

一般的には、現場確認・構想 → 設計 → 製作・制御 → 設置・試運転という流れです。

SIerは「何を、どれくらいの速さで動かしたいか」を聞き、ロボットの種類やハンド、センサーなどを検討します。必要に応じて機械設計、PLCとの連動、ロボットへの動作教示(ティーチング)、安全対策まで行います。

ただし、対応範囲は会社ごとに異なります。構想から立ち上げまで頼めるのか、既存設備の改造もできるのかは、最初に確認したいところです。

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得意な領域は、会社によって違う

同じロボットSIerでも、得意な作業は一様ではありません。溶接に強い会社もあれば、加工機への部品供給、画像検査、箱詰めなどを得意とする会社もあります。

会社を探すときは、単に「ロボットを扱えるか」ではなく、自社と似た作業の経験があるか、周辺設備まで任せられるかを見ることが大切です。

費用もロボット本体だけでは決まりません。日本ロボット工業会の資料にある工作機械への部品着脱の想定例では、総額980万円のうち本体は300万円、周辺機器や設計・設置などが680万円です。(※2017年の想定例)

出典:日本ロボット工業会「ここが知りたい!ロボット活用の基礎知識」5ページ

似た作業の相談はある? 工作機械の脱着、コンベアへの供給、検査工程の搬送。ロボット化の相談の実例を見る

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では、最初の相談で何を伝えればいい?

図面や詳しい仕様書が完成していなくても、まずは次の3つが分かれば相談を始めやすくなります。

  1. ① 何を自動化したいか

    「工作機械に素材を入れ、加工が終わった部品を取り出す作業」など、設備の名前より作業の内容を伝えます。

  2. ② 今はどう作業しているか

    人が何をしているか、既存の加工機やコンベアを使うか。分かれば機械のメーカー・型式も伝えます。現状の短い動画や写真があると、説明しやすい場合があります。

  3. ③ どれくらいの量を、どの速さで処理したいか

    1時間の個数、品種の数、段取り替えの有無など。数字がまだ決まっていなければ、そのまま未定と伝え、相談の中で必要な条件を詰めればかまいません。

初回の連絡では、こんな聞き方で十分です。

加工機への部品の出し入れを自動化したいと考えています。ロボットの機種や方式はまだ決めていません。構想から既存設備との接続、立ち上げまで相談できますか。概算を検討するには、ほかに何の情報が必要でしょうか。

いきなり見積書を求めるよりも、その会社が対応できる作業か、どこまで任せられるかを先に聞けば、次の話が進みます。

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ロボットSIerは、どう探す?

自分で探す

会社を自分で探すなら、日本ロボットシステムインテグレータ協会のSIer検索で、地域や用途、対応できる仕事から候補を絞れます。

エンズアップで探す

エンズアップなら、ロボット化したい作業を伝えて、対応できる設備メーカーを探せます。 案件の条件に合いそうな会社へ打診し、対応が可能な会社を紹介する仕組みです。自分で一社ずつ探して問い合わせる手間を減らせます。

「今の取引先では対応が難しい」「ほかの自動化方式も比べたい」というときにも利用できます。依頼側は紹介から成約まで無料です。

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出典(確認日 2026-10-22)

運営者:株式会社Link Essence(エンズアップ)所在地:大阪府高槻市北園町12-6最終更新日:

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