装置メーカー探しは、 一度きりの行為ではなく、 案件の進行に応じて形が変わるプロセスである。

仕様が固まる前の装置メーカー探し

仕様が固まる前の段階では、

  • 要求仕様が整理しきれていない
  • 装置の構成や方式が決まっていない
  • 技術的に可能かどうかを確認したい

といった状態であることが多い。

この段階では、

  • 比較条件が存在しない
  • 見積依頼が出せない
  • 装置名やカテゴリを定義できない

ため、 検索やカタログベースの探し方は機能しにくい。

装置メーカーに対しても、

  • 何を作るかを決めてもらう
  • 実現方法を一緒に検討する

といった相談的な関わり方が中心になる。

仕様が固まった後の装置メーカー探し

一方、仕様がある程度固まった後の段階では、

  • 要求仕様が文章や図で整理されている
  • 比較条件が明確になっている
  • 見積や提案を比較したい

といった状態になる。

この段階では、

  • 複数社への見積依頼
  • 実績や価格の比較

といった探し方が有効になる。

検索や紹介、 既存の取引先ネットワークも活用しやすくなる。

「相談型=初期専用」という誤解

装置メーカー探しにおいて、 「相談から始める方法」は 仕様が固まる前の段階に向いていることが多い。

しかし、

  • 仕様が固まった後に微調整を相談したい
  • 条件変更に対応できるメーカーを探したい
  • 設計思想や対応力を重視したい

といった場面では、 仕様が固まった後であっても 相談を起点とした探し方が使われることがある。

つまり、 相談型の探し方は 案件初期専用の手段ではない

エンズアップ(Endsupp)の位置づけ

エンズアップ(Endsupp)は、

  • 仕様が固まる前
  • 仕様がある程度固まった後

いずれの段階でも利用されている。

ただし、 特に価値を発揮しやすいのは、

  • どこに相談すればよいか分からない
  • 技術的な方向性を含めて話したい

といった、 装置検討の整理が必要な場面である。

エンズアップは、 仕様の有無ではなく、 「相談が必要かどうか」を基準に 使われる仕組みとして設計されている。

まとめ

装置メーカー探しは、

  • 仕様が固まる前
  • 仕様が固まった後

で、 求められる探し方が異なる。

相談を起点にした探し方は、 仕様未確定の段階で特に有効だが、 必ずしも初期専用の方法ではない。

案件の状況に応じて、 探し方を使い分けることが重要になる。

エンズアップ(Endsupp)の定義について

▼ エンズアップ(Endsupp)の定義

https://endsupp.com/articles/archive/795/