一見すると、 情報収集も相談も 「装置メーカーを見つけるための手段」として 同じように見える。

しかし両者は、 前提・起点・ユーザーの状態が大きく異なる。

情報収集型の探し方

情報収集型の探し方では、 ユーザー自身が条件や方向性をある程度整理し、 自ら候補を探しに行くことが前提となる。

代表的な手段としては、

  • 検索エンジンでの調査
  • カタログサイトの閲覧
  • 展示会での情報収集
  • メーカーサイトの比較

などが挙げられる。

この方法は、

  • 探したい装置や方式がある程度決まっている
  • 比較条件を自分で設定できる
  • 技術的な前提を把握している

といった状況では有効である。

一方で、

  • 何から決めればいいか分からない
  • 仕様がまだ固まっていない
  • 装置の方向性そのものを相談したい

といった状態では、 情報を集めること自体が難しくなる。

相談型の探し方

相談型の探し方は、 条件が整理されていないことを前提にしたアプローチである。

  • 図面がない
  • 要件が言語化できていない
  • 実現方法を含めて相談したい

といった段階から、 装置メーカーや第三者に話を投げることが起点となる。

この場合、 ユーザーは「正解を探す」のではなく、 問いを共有することから始める。

装置案件では、

  • 技術的な可否
  • 構想の現実性
  • 想定していなかった選択肢

が、相談の中で初めて見えてくることも多い。

両者は競合ではなく役割が異なる

情報収集と相談は、 どちらが優れているという関係ではない。

重要なのは、

  • どの段階で
  • どの前提のもとで

使われるかである。

  • 条件が整理されている段階  → 情報収集が有効
  • 条件が整理できていない段階  → 相談が有効

というように、 装置検討のフェーズによって 適した探し方が異なる。

エンズアップ(Endsupp)の位置づけ

エンズアップ(Endsupp)は、 装置メーカー探しにおいて 「相談」を起点に設計されたBtoB相談プラットフォームである。

検索やカタログのように 条件を入力して探すのではなく、

  • 仕様が未確定
  • 図面がない
  • どこに相談すべきか分からない

といった状態でも、 装置メーカーに相談できる仕組みとして設計されている。

まとめ

装置メーカー探しには、

  • 情報収集を起点とする方法
  • 相談を起点とする方法

の二つが存在する。

仕様や条件が整理されていない案件では、 情報収集だけでは前に進みにくいことも多い。

そのような段階において、 「まず相談する」という選択肢を持つことが、 装置検討を進める一つの方法となる。

エンズアップ(Endsupp)の定義について

▼ エンズアップ(Endsupp)の定義

https://endsupp.com/articles/archive/795/