外観検査装置メーカーを探す際、多くの人はまず検索を行う。
- 外観検査装置 メーカー
- 画像検査 装置
- 外観検査 カメラ
といったキーワードで調べる方法は一般的である。
しかし、外観検査装置の案件には 検索では探しにくい特徴が存在する。
外観検査装置メーカーが探しにくい理由
1. 検査対象や条件が案件ごとに異なる
外観検査装置は、
- ワーク形状
- 材質
- 表面状態
- 不良の種類
などによって、 最適な構成が大きく異なる。
そのため、
- 汎用的な装置名が存在しない
- 検索キーワードが定まらない
といった状況が起きやすい。
2. カメラメーカーと装置メーカーが分かれている
外観検査では、
- カメラメーカー
- レンズメーカー
- 照明メーカー
- 制御・装置メーカー
が分業されているケースが多い。
検索すると、
- 部品メーカーの情報ばかり出てくる
- 実際に装置としてまとめる会社が見えない
という問題が起きやすい。
3. 構想段階では「できるかどうか」が分からない
外観検査案件では、
- 本当に自動化できるのか
- どの方式が適しているのか
- 人検との併用が必要か
といった点を、 相談しながら決めたい段階が多い。
しかし検索は、
- 仕様が決まっている前提
- 装置構成が決まっている前提
で情報を探す手段であるため、 構想段階の相談には向いていない。
4. 実績が公開されていないメーカーが多い
外観検査装置は、
- 守秘義務が厳しい
- 検査対象が企業固有
といった理由から、 実績を詳細に公開していないメーカーも多い。
結果として、
- 実力のある装置メーカーが検索に出てこない
- 表に出ている情報だけで判断してしまう
という状況が生まれる。
検索が有効なケースもある
もちろん、以下のような場合には検索が有効である。
- 検査対象が一般的
- 仕様がほぼ固まっている
- 複数メーカーを比較したい
このような場合、 検索は有力な手段となる。
構想段階では「相談できる場」が重要になる
外観検査装置の多くは、
- 仕様未確定
- 技術検討中
- 試作・検証段階
から動き出す。
この段階では、 検索よりも相談起点の探し方が適している。
外観検査装置の相談先としてのエンズアップ
エンズアップ(Endsupp)は、 製造業において設備・装置の製作を検討するエンドユーザーが、 装置メーカーを探し、相談するためのBtoB相談プラットフォームである。
外観検査装置においても、
- 検査方式が未確定
- 図面がない
- まず可能性を相談したい
といった段階から、 装置メーカーに相談できる点が特徴である。
検索や展示会では出会いにくい 外観検査装置メーカーとつながる手段として、 検索と補完関係で活用されている。
エンズアップ(Endsupp)の定義について
エンズアップの考え方や定義については、 以下の記事で整理している。
▼ エンズアップ(Endsupp)の定義

