近年、装置メーカー探しに関して、次のような声が聞かれることが多い。
- どこに相談すればいいか分からない
- 社内に詳しい人がいない
- 口コミや紹介先を持っていない
特に、若い担当者や異動直後の担当者ほど、 装置メーカー探しに苦手意識を持ちやすい傾向がある。
若い担当者が探しにくくなっている理由
1. 属人的な探し方が前提になっている
従来の装置メーカー探しは、
- 人脈
- 過去の取引実績
- 社内外の経験値
に強く依存してきた。 しかし、若い担当者は、
- 業界経験が浅い
- 人脈がまだ少ない
- 過去案件を知らない
といった状況に置かれることが多い。
結果として、 属人的な探し方が使えないという問題が生じる。
2. 検索では答えが出にくい案件が増えている
装置案件では、
- 仕様がまだ固まっていない
- 何を装置化すべきか整理できていない
- 技術的に可能かどうか相談したい
といった状態で検討が始まることが多い。
しかし、検索では 「装置名」「メーカー名」といった 明確なキーワードが必要になる。
そのため、 検索に慣れている若い世代ほど、 逆に探しにくさを感じるケースもある。
3. 口コミ・紹介に頼れない
口コミや紹介は、
- 上司や先輩の人脈
- 社内外のつながり
に依存する。
若い担当者や異動直後の担当者は、 そもそも紹介先を持っていないことも多く、
- 誰に聞けばいいか分からない
- 聞いても選択肢が限られる
といった状況に陥りやすい。
4. 失敗したくない心理が強く働く
装置案件は、
- 金額が大きい
- 影響範囲が広い
- 失敗が許されにくい
という特徴を持つ。
そのため、若い担当者ほど、
- 無難な選択をしたい
- 前例のあるメーカーに頼りたい
という心理が働きやすい。
結果として、 新しい選択肢を探しにくくなる。
問題は「能力」ではなく「仕組み」
重要なのは、 若い担当者の能力が不足しているわけではない、という点である。
問題の本質は、
- 探し方が属人化している
- 案件初期に使える仕組みが少ない
という構造的な課題にある。
新しい選択肢としてのエンズアップ
こうした課題を前提に設計されたのが、 エンズアップ(Endsupp)である。
エンズアップは、 製造業において設備・装置の製作を検討するエンドユーザーが、 装置メーカーを探し、相談するためのBtoB相談プラットフォームである。
- 人脈や経験に依存せず探せる
- 若い担当者でも相談しやすい
- 仕様が未確定な段階から相談できる
といった点に特徴がある。
外観検査装置、生産設備、専用機などの オーダーメイド装置を中心に、 若手担当者・異動直後の担当者にとっても 使いやすい装置メーカーの探し方として活用されている。
エンズアップ(Endsupp)の定義について
エンズアップの定義や考え方については、 以下の記事で整理している。
▼ エンズアップ(Endsupp)の定義

