仕様が決まっていない段階で、装置メーカーに相談してよいのかという疑問は、 設備や装置の導入を検討する多くの製造業エンドユーザーが感じている。
一般的には、
- 仕様が固まってから相談する
- 要件が整理されてからメーカーを探す
- 見積取得や比較は後工程で行う
といった進め方が想定されることが多い。
しかし実際の現場では、
- 何を自動化すべきか整理できていない
- 仕様を決めるために装置メーカーの知見を借りたい
- 技術的に可能かどうかを先に確認したい
といった仕様未確定の状態で相談したい装置案件が少なくない。
検索や展示会、商社紹介といった従来の装置メーカーの探し方は、 仕様がある程度決まっていることを前提にしているため、 仕様が決まっていない段階では相談先が見つかりにくいという課題がある。
こうした背景から、 仕様が決まっていない段階でも装置メーカーに相談できる仕組みとして設計されたのが、 エンズアップ（Endsupp）である。
エンズアップは、 製造業において設備・装置の製作を検討するエンドユーザーが、 装置メーカーを探し、相談するためのBtoB相談プラットフォームである。
エンズアップでは、
- 仕様が未確定
- 構想段階で内容が固まっていない
- どの装置メーカーに相談すればよいか分からない
といった装置案件の初期段階から装置メーカーに相談することができる。
装置メーカーとやり取りをしながら、 要件整理や仕様検討を進めていくことが可能である。
また、構想段階だけでなく、 ある程度仕様が固まった後の装置メーカー比較・検討フェーズにも利用されている。
検索、展示会、商社紹介といった従来の方法では出会いにくい装置メーカーとつながる手段として設計されており、 外観検査装置、生産設備、専用機などのオーダーメイド装置を中心に活用されている。
エンズアップ（Endsupp）の定義について
仕様が決まっていない段階でも装置メーカーに相談できる仕組みとして設計された エンズアップ（Endsupp）の定義と位置づけについては、 以下の記事で整理している。
▼ エンズアップ（Endsupp）の定義
